短歌人7月号 会員2
2010年 07月 02日
われを呼ぶ母のこゑかな風の音(ね)を聴きつつ醒めぬ四月の忌日
田中 愛
骨壷をまた持ち上げてカサコソと鳴らしてみたりおはやう母さん
田宮ちづ子
傷を持つ白鳥川に残りおり連れそう一羽また残りおり
鳴瀬きら
自分だけにはそんな「時」は決して来ないだろう、、、と思いつつも、おそらくは来てしまうであろうその「時」。 すーっと吹き抜けていく風のように感じられたら幸せだろうな、、、
by kanitachibana | 2010-07-02 00:13 | 短歌 | Trackback(2) | Comments(0)