読売歌壇 2月15日
2011年 02月 15日
なんでも屋も寺も水車も消え失せて浦島のごとく道にたたずむ
厚木市 石井 修
しもやけに腫れて曲らぬ指痛し湯に撫でくれしたらちねの母
西条市 山本美知子
妻の髪ヘアーブラシに残るまま黄昏れてゆくながき冬の日
仙台市 岩間 啓二
伝説に片目鰻がすむと聞く沼地にすすむ貯水池工事
群馬県 金井 昭作
日脚伸ぶほのぼのとせし思ひ出は介護の日々のスプーンのひかり
島根県 菅原すみ子
画用紙の動物園に若かりし我等夫婦も描かれていたり
塩釜市 佐藤 龍二
by kanitachibana | 2011-02-15 22:22 | 短歌 | Trackback(2) | Comments(0)

