5月31日 神奈川新聞
2015年 06月 07日
どれくらい北へ進めばふる里の町見ゆるかと地図広げたり
泉区 北井太刀子
母に似ぬわが顔なれば迷ひなく父似と思ふ父を知らねど
葉山町 中島やさか
従兄の名呼びて手招く老い母にごぶさたですと甥を演じき
二宮町 原 新平
<神奈川柳壇>
思い出が語り尽せぬ母のひざ
横浜南区 久間木巖
駅アナの癖も覚えた待合わせ
多摩区 加藤太美治
<神奈川俳壇>
刈り残したる十薬の花ざかり
葉山町 中島やさか
ひかがみの風こそばゆき立夏かな
横須賀 鏡渕和代
晩鐘(ばんしょう)も濡れて山路の春しぐれ
中区 豊里友昌
初つばめ見たりと記す農日記
藤沢 伊東 清
山いくつ越えきし風や菖蒲池
箱根町 桐谷綾子
一湾の海光切って鱚を釣る
三浦 吉原博義
麦秋の丘に残れる掩体壕
三浦 秦 孝浩
by kanitachibana | 2015-06-07 15:58 | 俳句 | Trackback(31) | Comments(0)

