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第54回全国俳句大会選句集より(その1)   


俳人協会主催の第54回全国俳句大会選句集より

<大会賞>
遠足の声から先に乗つて来る  入部美樹(いるべみき)
寒鯉の動かぬといふ力かな  小酒部涼子(おさかべりょうこ)
白魚の水切つてなほ水の色  笠原みわ子(かさはらみわこ)
菱採りの菱引けば水ついて来る  小松生長(こまつせいちょう)
田草取り大鯉抱きて戻りけり  山崎秀夫(やまざきひでお)
鉄骨の突端に立ち初仕事  吉田ひろし(よしだひろし)


<秀逸賞>
眉毛まで焦がしどんどをつかさどる  なかにしたけし
なまはげが父と分りて泣き叫ぶ  川辺 了(かわべさとる)
くじ引きて海苔掻く岩を当てにけり  小黒音榮(おぐろおといえ)
時雨忌の風に松鳴る雄島かな  藤野尚之(ふじのなおゆき)
伸びきつて火の千切れ飛ぶ野焼かな 中村まもる(なかむらまもる)
水しぶきより飛びだして上り鮎  髙本きみ子(たかもときみこ)
荷の布を取り虫売でありにけり  吉田ひろし(よしだひろし)
闇汁や宇陀の牛蒡の匂ひ立つ  松原綾乃(まつばらあやの)

by kanitachibana | 2015-09-21 16:09 | 俳句 | Trackback(12949) | Comments(0)

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