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10月12日 讀賣新聞   

<読売歌壇>
阿弖流為が曳かれし道かみのり田は案山子ならびて秋津むれとぶ
                               大阪市 原 正樹

 「成敗」という言葉がある。善が悪をやっつけるという意である。力と力の勝負では、勝った者が正義であり善である。よって、負けた者は「成敗された」ことになる。歴史が善を決めるのである。阿弖流為にいかなる罪があったかは知らないが、正義は一つでなければならないのだろう。案山子と秋津(とんぼ)がまた哀れをさそう。

滅びにはあらず命を根に留めて秋を枯れゆく草のしづけさ
                         山口市 岡田貞義

 「老兵は死なず、ただ立ち去るのみ」とはマッカーサーの弁。冬に耐える強い意志をも感じる。

五〇年前虫追いしわが友は会社を退(ひ)いてまた網を持つ
                           東京都 野上 卓

 長い間仕事に追われてきたが、これからは自分のやりたいことをやる。少年の日の思いは、消えることなくずと胸に残っていた。さあ、自分ならどうしようか。。。

by kanitachibana | 2015-10-12 23:23 | 短歌 | Trackback(1) | Comments(0)

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