人気ブログランキング | 話題のタグを見る

第33回全国高等学校文芸コンクール入賞作 短歌   

できたての春のひかりをことごとく
      集め桜よをみなごに降れ
   青森県立八戸1年 谷地村 昴

三好達治の「甃のうへ]を下敷きにと言われておるが、きらきらとした青春の賛歌である。
うらやましい。こんな時代は一瞬であろうが一瞬であるからこそ美しい、と今はそう思える。

 ちなみに石川達治の詩も記しておこう。
 リズムが心地よく、何度も声に出して読みたくなってしまう。


あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音あしおと空にながれ
をりふしにひとみをあげて
かげりなきみ寺の春をすぎゆくなり
み寺のいらかみどりにうるほひ
ひさし々に
風鐸ふうたくのすがたしづかなれば
ひとりなる

わが身の影をあゆまするいしのうへ



by kanitachibana | 2018-12-08 17:46 | 短歌 | Trackback(69065) | Comments(1)

Commented at 2023-07-08 17:34
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

<< 動く漢字 絆 >>