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6月13日讀賣新聞 よみうり文芸   

<短歌>
ブルースや瞽女(ごぜ)語りをも覗(のぞ)かせて聞くたびごとの中島みゆき
                           旭区 島田 和生
 そう彼女の歌には語りや静かな叫びがある。しかも時を置いて聞けば、また違った感情がわいてくる。「聞くたびごとの中島みゆき」が実に適切な表現である。

<俳句>
すんなりと葉桜となりバス通り
      中区 高木 慶子
 人の想いなんかに、自然は全く無頓着である。季節が来れば花は咲くし、どんなに愛でられてもまたすぐに散っていく。その刹那に我々は愛しさや美しさを感じるのだろうか。

もりあぐる波に藻の透く春渚(なぎさ)
        港南区 竹村 清繁

菖蒲湯(しょうぶゆ)に入り老骨の軋(きし)みけり
               港北区 河村 雅央
 菖蒲の香りが私は好きである。風呂に入った時、よくそれで身体をぎしぎしと擦っている。適度な痛さと香りが幼年時代を思い出させてくれる。すべからく親は子の健やかな成長を願ったことであろう。

<川柳>
駆け落ちに果てない銀河だけの空
    保土ヶ谷区 中原ナオミ





by kanitachibana | 2020-06-14 16:01 | 俳句 | Trackback(11951) | Comments(0)

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