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短歌人 5月号 会員2   




やわ肌を熱きシャワーに叩かれて立ち上がる香は母に似ており
                            渡邊ねざめ



  装うものを洗い流した時、それでも残る、いやわかってくるのが香であろう。
 紛れもなく自分は母の子であり、母と同じ女性である。
  作者の感じる母の香は幼い頃の母の香であろうか。。。

by kanitachibana | 2010-04-29 12:23 | 短歌 | Trackback | Comments(0)

短歌人 5月号 会員2   



畑中を赤いバイクが走ってる日常のこと我は旅人
                       星 理和




  小さい頃赤いバイク(自転車)の仕事にあこがれたものです。
 大人になる頃はとかく「日常」を嫌ったものでしたが、今はあた
 り前の「日常」をとても愛しく感じられます。

by kanitachibana | 2010-04-29 12:01 | 短歌 | Trackback | Comments(0)

短歌人 5月号 会員2   



生産量世界の一位インドバナナ「象も食べるから?」とは歌人(うたびと)の妻
                                       薄葉 茂
  
 

  これぞ「うたびと」の最良の妻。需要があるから供給がある。世の真理を思わ
 ぬ角度から切り込んだ言葉に感動。ぜひ一度お目にかかりたいような気もしな
 いようなするような。

by kanitachibana | 2010-04-29 11:47 | 短歌 | Trackback | Comments(0)

短歌人 5月号 会員2   




女児ばかり三人育てし母われに幼き孫のブリーフ愛し
                            中田公子



弱り言ばかり申せる老母を叱るも詮無し我も老いはじむ
                             吉野冬貴



罰としてやさしい人と呼ばれゐて粥のごとくに温き春雨
                            坂本野原

by kanitachibana | 2010-04-27 23:13 | 短歌 | Trackback | Comments(0)

読売俳壇 4月26日   



待ちわびし物届かざる日永かな      
      熊谷市 森田 有紀


春の川歩く早さで流れけり
    淡路市 空処 有記



母の手と同じ大きさ蓬餅
  西東京市 杉本とらを

by kanitachibana | 2010-04-26 22:40 | 俳句 | Trackback | Comments(0)

読売歌壇 4月26日   




単線の電車しずかに春の畑耕すように日に五往復
                    東京都 吉竹 純
  


出会いたる犬の名を聴く楽しさが今朝の散歩へまた掻(か)き立てる
                             山口市 岡田 貞義

by kanitachibana | 2010-04-26 22:23 | 短歌 | Trackback | Comments(0)

読売歌壇 4月26日   




切り通しぬけて桃咲く母の里両手ひろげて祖母はかけ寄る
                        水戸市 桜井 ひさ



透析に半日耐える病友が携えて行く山崎方代
                篠山市 清水 矢一



ながいこと逢えずにいたら君の死が逢えないことのつづきに思えて
                              石岡市 小滝 洋

by kanitachibana | 2010-04-26 22:13 | 短歌 | Trackback | Comments(0)

ま、いいか・・・   



約束があって生れてきたような気持ちになって火を吹き起こす


ふるさとの右左口郷(うばぐちむら)は骨壷の底にゆられてわがかえる村

                     
                                  山崎 方代




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by kanitachibana | 2010-04-25 17:14 | 短歌 | Trackback | Comments(0)

読売俳壇 4月19日   




紙雛のいづこへ流る壇ノ浦
  北九州市 片岡美沙子



蛇出でて杜の青さに染まりけり
      天理市 松田 吉憲



馬の背の高さや虻(あぶ)の来る高さ
          町田市 枝沢 聖文

by kanitachibana | 2010-04-19 22:51 | 俳句 | Trackback | Comments(0)

読売歌壇 4月19日   




隣席の我に触れんと手を伸ばすみどり児そのたび引き戻さるる
                         東京都 広田 澪子



かつて子の乗りたる園バス朝あさに変らぬ童謡流しつつ過ぐ
                       青森市 安田 渓子

by kanitachibana | 2010-04-19 22:34 | 短歌 | Trackback | Comments(0)